投稿

8月, 2020の投稿を表示しています

2020第11節アウェイ福島戦(前半で試合中止)「変化」

イメージ
  福島ユナイテッドFC  0 - 2  FC岐阜 (前半までで中止) ハイライト映像   https://youtu.be/fizrJsunJOY ● 試合途中での中止 岐阜にとっては2点リードしていただけに、前半のみで雷による試合中止になってしまったのは、残念でしたね。 おそらく、再試合をするとすれば、この状況からのスタートになるのではないかと思いますが、その時はきっちり勝利をおさめて欲しいです。 さて、試合は前半のみでしたが、中身についても書いていきたいと思います。 ● 岐阜の変化 僕はこの試合は、今年の岐阜にとってかなり意味のある大事な試合になったと思います。 なぜそう思うかというと、この試合が今までにない新しい戦い方を構築しようとした試合だからです。 フォーメーションの変化もありましたが、僕は前田、高崎をトップにすえた戦い方を変えた事が、1番大きな変化だと感じました 。 前田、高崎という同じようなタイプのどちらかの選手をトップにすえ、ポストプレーを活かした攻撃や、クロスからの得点を狙う今までのやり方は、はっきり言って、上手くいってなかったと思います。 まわりの選手の起用も含め、今まで微調整を重ねてきましたが、ここにきて、いよいよ行き詰り感が高まっていましたので、高崎も前田もいないこのスタメンをみた時は、僕は良いチャレンジだと感じました。 方針の転換は、基本的には今まで積み重ねたものの否定ですので、監督としても苦しいでしょうが、駄目なんだから変えなければしょうがありません。 『結果が答え』 なのですから。 それを認め、変化できたという事は、ゼムノビッチ監督は 勝利への執念 と、 変化への勇気 は持ち合わせている監督なのだと思いました。 ● チャンスを掴め しかし、これで全てが良くなっていくというわけではもちろんありません。 連携もまだまだですし、よほどここから進化していかなければ、上位相手には厳しいと思います。 ですが、伸びしろはあると思いますし、残りの試合数を考えれば、間に合わない事もないと思います。 次節は、現在、圧倒的強さを誇る秋田ですが、もしここで勝利するような事があれば、浮上のまたとないきっかけになるでしょう。 このタイミングで秋田の対戦があるというは、岐阜にとって大きなチャンスなのではないでしょうか。ぜひ、ホームでこのチャンスを掴みとって欲しいで

2020第10節アウェイ相模原戦「ICHIGANになる時」

イメージ
  SC相模原  3 - 1  FC岐阜 ハイライト映像   https://youtu.be/GKoxVS4kkZU ● 勝つイメージが湧かない 残念な結果になりました。 前半、結構攻める事が出来ていたので、時間帯によっては、「いけるかな」とも思ったのですが、90分戦った結果は完敗でした。 高崎のPK失敗はやはり痛かったですね。 サッカーにはこういう事もままあるので、あまり責めたくはないですが、チームの顔といえるFWなわけですから、タフな精神力で決め切って欲しかったです。 守備もガタガタでした。CBの甲斐や、橋口もあまり良くなかったですね。 なぜこうなってしまったのか、それほど前の事ではないはずが、3試合連続クリーンシートが遠い過去に思えてきます。 今の岐阜はどうやって勝つのか、イメージを持ちにくい状況ですね。 ● フィジカル強化はどうなった? 今年の岐阜の柱のひとつである、フィジカル強化ですが、はたから見る限りは、上手くいっているようには思えません。 試合中、岐阜の選手が他のチームに比べて、特別、球際で勝っている印象も、走れている実感も、僕にはないですね。 終盤になると、相手同様、しっかりと疲れていますし、走力に関しては、むしろ走り負けているようにも見えるのですが、戦術的な理由もあるのでしょうか。 今の現状を2人のフィジカルコーチはどう捉えているのか、聞いてみたいですね。 客観的なデータを持っているはずなので、岐阜の選手のフィジカルが、数値としてはっきりとした向上をみせているのかどうか、興味があります。 中々、表には出てきにくい情報だと思うので、有料マガジン『ぎふマガ』でやってもらえるとありがたいのですが…。 ● 「 ICHIGAN」になれるか よほど楽天的な集団でない限り、チーム内には、おそらく不穏な空気が流れているでしょう。 やっている選手が一番わかっていると思いますが、 今の岐阜の状況は、現在の勝ち点や順位以上にまずい状況だと思いますよ。 選手のコメントの中身も、当初はよくみられた『優勝』という単語は消え去り、『昇格』ばかりになってきました。 秋田が上手くいきすぎてるのもありますが、寂しい事ですね。 でも、こういう時こそ、昨年との違いをみせるときではないでしょうか。 昨シーズンは、目標を見失いかけた時、そのままズルズルいき、結果チームはバラバラになって、J

2020第9節ホーム岩手戦「やばいと思います」

イメージ
  FC岐阜  1 - 1  いわてグルージャ盛岡 ハイライト映像   https://youtu.be/kT2bM8bxZ8Q 試合前は楽しみにしていましたが… ● 何とか引き分け 前半はチャンスも作れてましたが、後半はいわての時間が続きました。 相手に決定的な場面が何度もありましたが、幸運な事に外してくれたので、何とか勝ち点を拾えたというゲームでしょうか。 前節のふがいない試合を経て、今節の奮起を期待しましたが、残念ながらそういうゲームにはなりませんでしたね。 ● チーム作りは進んでいない? 今年の岐阜の予算規模は、降格救済金や、元J2チームとしての積み重ねもあるので、他のJ3のチームに比べれば、おそらく圧倒しているくらいの差があると思います。 ですので、プロサッカー界の常識から言えば、試合でも圧倒して不思議はないと思いますが、なかなかそうもいかないですね。 色々な原因はあると思いますが、今の岐阜は、戦術が行き当たりばったりにみえ、あまりチームとしてのコンセプトがみえてきません。 連携のレベルにしても、「この時期でこの完成度なのか」とがっかりする事がよくあります。 有料ウエブマガジン『ぎふマガ』の今節の振り返りを読むと、はっきりとは書いていませんでしたが(立場上書けないでしょうし)、僕なりにライターの主張を読み取ると、 【監督主導でチーム作りが出来ないのなら、選手たちでチームを作っていくしかない。】 という事を言っているようです。 チームの内情にも通じる担当ライターが暗にこういう主張をするという事は、今の岐阜は、まぁ、そういう状況なのでしょう。 ● 監督の役割 もともとゼムノビッチ監督は、就任当初の「どんなサッカーをしていくのか?」という問いに対して、 「ひとつの型にとらわれる事なく、試合の展開に合わせ選手達が主体的に考え、それを表現していくサッカーがしたい」 というような事を言っていたと思います。 2年半に及ぶ、大木さんの結果の出ない『型サッカー』に僕も疲れてしまっていたので、そのコンセプト自体は大歓迎でしたが、結果、出来上がったチームがこれでは、モヤモヤした気持ちにならざる負えません。 結局バランスだと思うんですよね。 監督が構築するチームのアイデンティティや戦術の柱も大切なはずで、その部分が、今年の岐阜は足りて無さすぎるように思います。 それは、結果の出な

2020第8節アウェイ藤枝戦「とにかく体が動かない」

イメージ
藤枝MYFC  3 - 1  FC岐阜 ハイライト映像   https://youtu.be/6TF_a0Ch-S4 ● 期待外れの内容 この内容の試合を90分も観るのは苦痛でした。 最後に意地はみせ、1点は奪ったものの、全体としては、いいとこ無しの完敗でしたね。 とにかく、選手の動きにキレが無かったです。 誰がというわけではなく、全体的に…。 前回のブログで、 『岐阜が試合を通して走り勝てるか』 という事を今節の注目ポイントとして挙げましたが、全然ダメでした。 むしろそれが出来ていたのは、藤枝です。 終盤になっても運動量を保ち、プレッシャーをかけ続けたので、岐阜は攻撃らしい攻撃がほとんど出来ませんでした。 選手は『疲れていた』とは思います。でも、ホーム、アウェイの違いはあれど、連戦は相手も同じ。この内容の差は、それのみで生まれるようなものではないと思います。 僕には、鹿児島戦で思った以上にカウンターが決まった成功体験と、体の疲労をいいわけに、「楽をして勝とう」という甘えが選手の心の隅に巣くっているように思えました。 試合を通じて、1人1人のプレーが、どっか人任せにみえたのです。 J3のチーム同士の差なんて、ほんのわずかだと思います。 『 しんどくとも走りきる。球際でしっかり闘う』 その基本なくして、勝利などないという事を、このゲームは教えてくれたのではないでしょうか。 浴びるほどシュートを打たれて、不用意すぎる3点目までとられて、前回のブログのタイトルを 『今年の岐阜は粘り強い』 としたのが恥ずかしくなりました。 切り替えて、次のホーム戦では、違った戦いをみせてほしいですね。 にほんブログ村

2020第7節アウェイ鹿児島戦「今年の岐阜は粘り強い」

イメージ
鹿児島ユナイテッドFC  0 - 4  FC岐阜 ハイライト映像  https://youtu.be/ZYxeKy4bQ0w ● ライバル相手にクリーンシート やってくれましたね。FC岐阜! 過密日程でのアウェイ戦にも関わらず、見事な勝利をみせてくれました。 スコアは圧勝のようですが、もし押されていた時間帯に先制点を取られていたら、勝負の行方は分からなかったと思います。 特に前半の鹿児島は、連携もスムーズでしたし、ボールの運び方も上手かったです。いいサッカーしてましたね。 鹿児島の監督の金監督は、2年前、FC琉球を率いていました。 現FC岐阜の富樫も当時大活躍していて、魅力的なサッカーをしながら、 圧倒的勝率でJ3優勝を成し遂げたんですよね。 チームの調子も徐々に上向きなようですし、これからも昇格を争うライバルになるのではないでしょうか。 そんな鹿児島相手に、クリーンシートが出来たのは、相手が決定機を外してくれたのもありましたが、やはり、最後はやらせないという岐阜の粘り強い守備があっての事でしょう。 特に点差が開いてからも、最後まで集中して無失点を達成出来たのは、成長だと思います。 危なげなく終盤の守備を観られるとは、岐阜サポーターとしては、新鮮な体験ですね(笑)。 ● 高崎 ハットトリック達成 攻撃では、高崎が大爆発しました。後半からの出場でハットトリックはさすがの一言です。 3得点の中で、僕のお気に入りは2点目のゴールで、体を上手く使い、相手DFを抑えながらの反転シュートは、中々出来るものではありません。 フィジカルに優れた高崎ならではのゴールですね。 本人も、ようやく1点が取れた事で気も楽になったでしょうし、 またこの得点が、今だゴールの無い前田さんにも良い意味で刺激になって、チームがさらに活性化するといいですね。 ● 次節の注目は 次はアウェイ藤枝戦ですが、東海地方もいよいよ梅雨が明けて暑い夏がやってきました。 この季節こそ、今年の岐阜が取り組んできた、『フィジカルトレーニング』の成果の見せどころだと思います。 次節は、『岐阜が試合を通して走り勝てるか』に注目して観てみたいと思います。 これからも1試合、1試合を大切にして、勝利を積み重ねていけるといいですね。 チームの、ますますの成長に期待します。 頑張れ、FC岐阜! (連戦はブログの更新も頻繁になりますが