2020第9節ホーム岩手戦「やばいと思います」
FC岐阜 1 - 1 いわてグルージャ盛岡
ハイライト映像 https://youtu.be/kT2bM8bxZ8Q
●何とか引き分け
前半はチャンスも作れてましたが、後半はいわての時間が続きました。
相手に決定的な場面が何度もありましたが、幸運な事に外してくれたので、何とか勝ち点を拾えたというゲームでしょうか。
前節のふがいない試合を経て、今節の奮起を期待しましたが、残念ながらそういうゲームにはなりませんでしたね。
●チーム作りは進んでいない?
今年の岐阜の予算規模は、降格救済金や、元J2チームとしての積み重ねもあるので、他のJ3のチームに比べれば、おそらく圧倒しているくらいの差があると思います。
ですので、プロサッカー界の常識から言えば、試合でも圧倒して不思議はないと思いますが、なかなかそうもいかないですね。
色々な原因はあると思いますが、今の岐阜は、戦術が行き当たりばったりにみえ、あまりチームとしてのコンセプトがみえてきません。
連携のレベルにしても、「この時期でこの完成度なのか」とがっかりする事がよくあります。
有料ウエブマガジン『ぎふマガ』の今節の振り返りを読むと、はっきりとは書いていませんでしたが(立場上書けないでしょうし)、僕なりにライターの主張を読み取ると、
【監督主導でチーム作りが出来ないのなら、選手たちでチームを作っていくしかない。】
という事を言っているようです。
チームの内情にも通じる担当ライターが暗にこういう主張をするという事は、今の岐阜は、まぁ、そういう状況なのでしょう。
●監督の役割
もともとゼムノビッチ監督は、就任当初の「どんなサッカーをしていくのか?」という問いに対して、
「ひとつの型にとらわれる事なく、試合の展開に合わせ選手達が主体的に考え、それを表現していくサッカーがしたい」
というような事を言っていたと思います。
2年半に及ぶ、大木さんの結果の出ない『型サッカー』に僕も疲れてしまっていたので、そのコンセプト自体は大歓迎でしたが、結果、出来上がったチームがこれでは、モヤモヤした気持ちにならざる負えません。
結局バランスだと思うんですよね。
監督が構築するチームのアイデンティティや戦術の柱も大切なはずで、その部分が、今年の岐阜は足りて無さすぎるように思います。
それは、結果の出ないここ2試合だけでなく、3連勝の時も含めた、今シーズン全体に対してうっすら思っていた事です。
その疑問が、この2試合ではっきりと表れてきたという感じでしょうか…。
●変革の必要性
今までやってきた事を全て否定する必要はないと思いますが、今、岐阜のやっている事を突き詰めた延長線上に『昇格』という結果があるようには思えませんね。
大きな方向転換、大げさに言えばチーム内に『革命』のようなものが必要に思えます。
そしてそれを起こすなら、なるべく早いほうがいいと思います。
今シーズンも4分の1が終わりました。
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