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第11節ホーム金沢戦「ここで負けたら選手が迷う」

FC岐阜  0 - 1  ツエーゲン金沢 ハイライト映像  https://youtu.be/V7ixVP2QCcM    またホームで勝てなかったですね。残念でした。  この試合の1番の敗因は、監督が目の前の試合に勝つために練り上げた、戦術の差にあるように思えます。  金沢の柳下監督はゲーム前のダゾーンのインタビューで、岐阜のウイングとビルドアップがポイントになるので、そこのトレーニングをしてきたと語りました。  いざ試合が始ったら、そのトレーニングの成果をいかんなく発揮して岐阜の強みを見事に消していました。岐阜もチャンスはありましたが、ゲーム全体を観た時に、0-1の結果は妥当に思えました。  たまに誤解される人がいますが、大木監督は自分のスタイルを大事にする監督ではありますが、別にどの相手にも同じ戦いを貫いているわけではありません。  対戦相手を分析して、そのためのトレーニングもしている事は、ゲームを観たり、試合後の発言を聞けば分かります。  ですが、自分達のスタイルを崩してまでは、相手の弱点を突く事はしません。  これは、監督のこだわりが強いのではなく、そのために無理をして、自分たちのスタイルが発揮できない方が、勝利から遠ざかると考えているからではないでしょうか。  実際の結果はともかくとしても…。    大木監督は試合後のコメントで「この敗北に関しては、選手は最後までやってくれている訳ですから、私に何か足りないものがあるのかな、という気がしてなりません」と語りました。  大木監督も思うところがあるようです。この敗戦を糧に、また頑張っていただきたいです。  この試合に敗れた事で、前節までの3連続スコアレスドローの意味が、『守れている』というよりも『点が取れない。勝てない』というネガティブな意味合いの方が強くなってしまったように感じます。  選手が「この戦い方でよいのか」と、迷ってしまわないか心配です。  大事な試合を落としました。だからこそ、次の試合がより大事になります。  チームの奮起を期待します。

第10節アウェイ岡山戦「出来なかったことが出来ている」

岡山  0 - 0  FC岐阜  首位岡山との試合は3試合連続となるスコアレスドローでした。お互いチャンスはそれほど多くはなく、内容的にもドローが妥当の試合だといえると思います。  別に岡山が特別悪かったとは思えないので、今の岐阜は首位のチームとやって、互角ぐらいの力はあるとシンプルに思っていいのではないでしょうか。   アウェイで首位のチームに無失点試合で勝ち点1。結果としては決して悪くないはずですが、どうも首をひねってしまう自分がそこにはいます。  なぜだろうと理由をよく考えてみると、「岐阜が相手を無失点に抑える」という事に僕が飽きだしているという結論に達しました。  今季初の完封試合を達成した東京V戦のブログに僕はこう書きました。 『0対0の試合でしたが、岐阜はここ何年間も、ずーと守備が悪く、嫌になるほど点を取られるので、例え点が入らなくとも、0点で抑えられれば、僕はけっこう嬉しい気持ちになります。   めったにない事なので、 他のチームのサポーターよりも、 相対的に完封の持つ価値が高いのです。』  その試合からさらに2試合連続の完封試合。あの時の自分の言葉を借りるなら、僕の中で相対的に完封の価値が下がってしまっているのです。  しかし、この事は何も悪い事ではないと思います。岐阜のレベルがひとつ上がって、より高い結果を自然と期待してしまうところに立ったという事ではないでしょうか。  もっとも、 僕の飽きっぽさも多少あるかもしれませんが(笑)。  失点を容易に重ねるチームは長いリーグ戦で勝ち点を積み上げていく事は出来ません。  それは攻撃的サッカーを志向しているチームであっても同じことで、今までの岐阜はあまりにも点を取られすぎました。だから昨シーズンも最終順位が18位なのです。  その長い間の課題が、克服されつつあります。チームが上昇していく礎がようやく出来ようとしているのではないでしょうか。  この3試合、点は取れていませんが、攻撃はそんなに悪くありません。続けていけば取れるでしょ

第9節ホーム徳島戦 「色々な意味で見ごたえあり」

FC岐阜  0 - 0  徳島   2試合連続になる無失点試合は見ごたえのある試合でした。お互いの良さを発揮した好ゲームだったと思います。  昨シーズンのホーム戦では、徳島ヴォルティスにはゲームを完璧に支配され、完敗を喫しました。  お互い監督も変わらず、チームスタイルも大きく変わらない中で、どこまで岐阜は出来るだろうと思っていましたが、今回は互角の試合をしてくれました。  岐阜にも決定的なチャンスが何度かあったので、何とか1点取って勝利してもらいたかったですが、前節同様、粘り強い守備で無失点に抑えられたのは、大きな収穫だと思います。  それが出来たのはチーム全員の頑張りだとは思いますが、GKのビクトルはやはり目立ってましたね。よくあんな近い距離からのシュートに何度も反応出来るものです。体感的には、ほぼ目の前ですよ、あんなのは。  昨シーズン「2017 日本特殊陶業賞 シーズンMVP」を一般の投票で決めるという企画があり、多くのサポーターが投票したと思いますが、僕はビクトルに自分の票を入れています。  候補は何選手かいたのですが、誰がチームで一番勝ち点に貢献したのかを考えた時に、ぼくはビクトルではないかと考えました。  不安定な守備陣の中、スーパーセーブを連発して、負け試合を引き分けに、引き分けの試合を勝ちにもっていけた試合が何試合もありました。昨年、チームが残留争いに巻き込まれずにすんだのはパスサッカー云々よりも、実はビクトルの個の力が大きかったと思っています。  目立った活躍をしたので、オフシーズンの移籍が心配でしたが、かなり早い段階 (確かチームで1番早かったような…) で契約更新がリリースされ、ほっとしました。  これからも岐阜の守護神として、ゴール前で存在感を見せて欲しいです!  サッカー界の常でしょうがない事ですが、ビクトルのように残ってくれる選手もいれば、来シーズンの活躍が期待された選手がチームを去ることもあります。  今回対戦した徳島ヴォルティスには、昨シーズンの岐阜の主力選手が2人も移籍しました。  サポーターならば当然知っている事ですが、シシーニョと大本祐槻。どちらもとてもファンに愛された良い選手だったので、移籍が発表され

第8節アウェイ東京V戦 「無失点試合達成」

東京V  0 - 0  FC岐阜   試合の結果はスコアレスドローでしたが、特に前半は見ごたえのある内容でした。  攻守の切り替えが早く、しっかりとボールを握って試合を進める事が出来ていました。  最近の試合は立ち上がりから自分たちのやりたい事が出来ている試合が多くなったと思います。  対して後半は、どちらかというと押されてました。 相手の選手交代がはまった事もありますが、疲れが出てくる後半は どうしてもパスミスが増えてきます。  パスをチームのコンセプトにしている岐阜はそうなるとやはり苦しいですね。  選手交代のタイミングなども含め、前半のようなプレイを、チームとして1試合通して出来るようになって欲しいです。  攻撃のところで書くと、途中出場の中島賢星は、 あのキーパーとの1対1の場面は、せっかく 良い抜けだしが出来ただけに 決めて欲しかったです。  今節はあそこで決められたら、展開的に岐阜が勝利していた可能性は高かったはずなので、残念でした。  名門マリノスから完全移籍で来てくれた21歳に期待する声は、僕の周りのサポーターからもよく聞かれます。  ああいう場面で決め切れるかが、賢星がプロとして上に登っていけるかの分岐点になっていくのではないでしょうか。  スタメンメンバーもだいぶ固定され、おそらく今後も途中出場がメインになるでしょう。何とか少ないチャンスを物にして欲しいです。  あとは今節、宮本が前線に顔を出せたのが良かったですね。  岐阜はゴール前の人数がいつも足りない印象があるので、MFの選手があのような形で前に入っていけると得点のチャンスはぐっと増えるのではないかと思います。  デ・フリースについては…、前回長々と書いたので止めましょう(笑)。頑張って!  守備はDFだけでなく、チームで頑張って守れていた印象です。  古橋なんかは試合を通して、かなりの回数、味方ゴール付近まで戻り守備をしていました。スタミナも昨シーズンより付いているようにみえます。本当に隙のない選手になってきましたね。  0対0の試合でしたが、岐阜はここ何年間も、ずーと守備が悪く、嫌になるほど点を取られるので、例え点が入らなくとも、0点で抑えられれば、僕

第7節ホーム甲府戦 「違いをみせた甲府の外国人選手」

FC岐阜  3-4  ヴァンフォーレ甲府   前半を見た限り、この後4点も取られるとは思ってもみませんでしたが、相手の決定機の数から言えば、それ以上取られる可能性も充分にあった45分でした。  この試合に関して、色々な視点があると思いますが、僕はこの試合を、 『違いをみせた甲府の外国人選手と、違いをみせられないデ・フリース』   という視点で書こうと思います。  甲府の前線の外国人選手は素晴らしい活躍を見せました。特に後半、ジュニオール・バホスはスピードに乗った突破と決定力を見せつけ、ジネイは高さを活かした空中戦でロングボールに競り勝ち、セットプレイ時の守備でも大きな貢献をしていました。  対して岐阜の助っ人であるデ・フリースはどうだったでしょうか。この試合スタメンで出たにも関わらず、69分の交代まで、ほとんど見せ場を作れませんでした。  前節の愛媛戦もイマイチな内容でしたし、期待された外国人FWとしては、どうしても物足りなさを感じます。  今節だけでなく、今までのプレーを見て特に未熟に感じるのが、トラップの技術です。他の 岐阜の選手はそこの技術はしっかりしてるので、試合の中でよけいに目につきます。  パスを受けた時、イージーなボールであってもトラップが大きくなり、ボールが足元を離れ、ロストする、またはしかける場面はけっこうあります。    いっけん細かい事のようですが、ショートパスをつなげ試合を作っていく岐阜では、 そのような一つのプレイで、 一気にチームのリズムが悪くなってしまいます。  基本の技術を大事にして、一つ一つのプレーをもっと丁寧にやれなければ、岐阜のサッカーにフィットする事は出来ないのではないでしょうか。  少し厳しい書き方になってしまいましたが、デ・フリースには僕はそれだけ期待をしているという事なのです。  昨シーズンの岐阜のサッカーを見て、今シーズンはCFの補強が重要なポイントになるという事は、誰の目から見ても明らかでした。  岐阜のサッカーはかなり特徴があるので、そのチームカラーの中で個の力を発揮できるCFの選手を探すのは、フロントとしては苦労したと思います。  おそらく吟味を重ね、「彼なら‼」と