第7節ホーム甲府戦 「違いをみせた甲府の外国人選手」

FC岐阜 3-4 ヴァンフォーレ甲府


 前半を見た限り、この後4点も取られるとは思ってもみませんでしたが、相手の決定機の数から言えば、それ以上取られる可能性も充分にあった45分でした。


 この試合に関して、色々な視点があると思いますが、僕はこの試合を、

『違いをみせた甲府の外国人選手と、違いをみせられないデ・フリース』

 という視点で書こうと思います。


 甲府の前線の外国人選手は素晴らしい活躍を見せました。特に後半、ジュニオール・バホスはスピードに乗った突破と決定力を見せつけ、ジネイは高さを活かした空中戦でロングボールに競り勝ち、セットプレイ時の守備でも大きな貢献をしていました。


 対して岐阜の助っ人であるデ・フリースはどうだったでしょうか。この試合スタメンで出たにも関わらず、69分の交代まで、ほとんど見せ場を作れませんでした。

 前節の愛媛戦もイマイチな内容でしたし、期待された外国人FWとしては、どうしても物足りなさを感じます。

 今節だけでなく、今までのプレーを見て特に未熟に感じるのが、トラップの技術です。他の岐阜の選手はそこの技術はしっかりしてるので、試合の中でよけいに目につきます。

 パスを受けた時、イージーなボールであってもトラップが大きくなり、ボールが足元を離れ、ロストする、またはしかける場面はけっこうあります。
 
 いっけん細かい事のようですが、ショートパスをつなげ試合を作っていく岐阜では、そのような一つのプレイで、一気にチームのリズムが悪くなってしまいます。

 基本の技術を大事にして、一つ一つのプレーをもっと丁寧にやれなければ、岐阜のサッカーにフィットする事は出来ないのではないでしょうか。


 少し厳しい書き方になってしまいましたが、デ・フリースには僕はそれだけ期待をしているという事なのです。

 昨シーズンの岐阜のサッカーを見て、今シーズンはCFの補強が重要なポイントになるという事は、誰の目から見ても明らかでした。

 岐阜のサッカーはかなり特徴があるので、そのチームカラーの中で個の力を発揮できるCFの選手を探すのは、フロントとしては苦労したと思います。

 おそらく吟味を重ね、「彼なら‼」とデ・フリースを獲得した事は背番号10番を託した事からも想像できます。

 石川が長期離脱となってしまった今は、チームの中での彼の重要度は増々高まっています。だからこそ、試合の中で違いを見せ、何とか岐阜の攻撃の核の一つになってもらいたいのです。


 この試合でデ・フリースは、先制点を取ったパウロと、動きを合わせた愉快なパフォーマンスを披露して、本当に嬉しそうに抱き合っていました。

 チームの中での、コミュニケーションはしっかり取れているようです。

 あとは個人として力を発揮し、岐阜の勝利に貢献して欲しい。そして、やっぱりゴールにこだわって欲しい。

 
 違いをみせてくれライアン・デ・フリース‼



コメント

このブログの人気の投稿

第15節アウェイ大宮戦「今のFC岐阜は大宮にも勝つ」

2019第11節アウェイ栃木戦「4-2-3-1」

2019第8節アウェイ愛媛戦「まだ桜の季節だという事を忘れてはいけない」