木村統括本部長と宮田社長

 前回のブログで予告していた通り、今回は統括本部長の木村氏と宮田社長について書こうと思います。



2020の岐阜のサッカー

おそらく多くの人が思っているでしょうが、僕も今シーズンの昇格失敗の1番の原因は、ゼムノビッチ氏を監督に招聘した事だと思っています。


プロリーグの第一線の現場から長年離れていた人の監督就任に対しては、当初から懸念の声がありました。


高齢でもあり、このめまぐるしく進化している現代サッカーについていけるほど、戦略、戦術はアップデート出来ているのか疑問でしたが、結論から言うと、出来ていなかったようです。


シーズン終了後に更新された有料WEBマガジン『ぎふマガ』で、甲斐が語っていたところによると、「始動後キャンプを経て3か月で作り上げるスタイルが今年は築けなかった」そうです。


「正直なところ何もなかった」とまで言っていました。


そうでしょうね。その事は試合をみれば分かりますよ。


真剣勝負である試合をみれば、例え、練習の現場にいなくともそのバックグラウンドはおおかた推測できるものです。


今年の岐阜を総括すると、


『何もなかったサッカー』


これが、2020の岐阜サッカーなのではないでしょうか。



なぜゼムノビッチ監督だったのか


疑問に思うのは、なぜゼムノビッチ氏を監督に招聘したかという事です。1年での昇格を任すには、あまりにもリスキーな選択でしょう。


この不思議とも言える就任要請は、今年から編成を務める木村氏の力の無さからきたものとしか思えません。


人脈に乏しく、チーム編成にも不慣れなので、自分が過去に関わった、アマチュアチーム「Vonds市原」時代の人脈を頼りに、ゼムノビッチ氏に要請したのでしょう。


そうでなければ、ゼムノビッチ氏に監督を要請した事に説明がつきません。


もし、たくさんの監督候補から彼を選んだのなら、それはそれで、相当やばいサッカー観ですよ。



僕は、木村さんには辞めてもらって別の人にGMを任せた方がいいと思います。


GMという仕事は、選手と違って、「今年の失敗を活かして成長し、次に繋げよう」という職業ではないでしょう。


GMは、就任するまでの人脈、信頼を駆使して成立させる仕事ですので、木村さんの選手経歴、その後の指導者経歴をみる限り、難しいと思います。


だから、今年、ゼムノビッチ氏なのです。


向いていない仕事をするのは、本人にとっても不幸な事です。木村氏のためにも代えた方がいいのではないでしょうか。


元のスクールの監督に戻してあげるべきです。



宮田社長の責任

ここまで木村さんについて書いてきましたが、木村さんは上司に任された仕事を一生懸命やっただけだと思っていて、可哀そうだとも思っています。(もっとも、大人の世界ですので、引き受けた以上、責任は大いにありますが…)


一番の責任は木村さんをGMに任命した、宮田社長にあるでしょう。


おそらく社長は、プロサッカーチームにおいての、GMの重要性を理解していないと思います。


理解していれば、昇格の一番のチャンスである今年に、U-18の監督をしていた木村さんを内部昇格させ、GMに据えるという恐ろしい人事をするはずがありません。



誤解して欲しくないのは、宮田社長は相当優秀な人だと思っていて、今後も社長を続けて欲しいと、僕は強く思っています。


他業界からの転身にも関わらず、スポンサーを順調に増やし、イベントを充実させ、経営の安定をはかるその手腕は相当なものです。


サッカーの現場はプロに任せ口を出さず、経営に専念する姿勢も良いと思っていて、今さらサッカーの戦術など分かるはずはないのだから、そこは任せきっていいんです。



ただ、GMの重要性は社長として理解しなければいけませんでした。

その事は、今からでも勉強して、十分知見を深められる分野だからです。

もっとその分野の本を読み、専門家の人と盛んな情報交換をする必要があったはずです。



宮田社長は必死になって自分が勉強するべきところを怠って、任せすぎた。


これが、そもそもの今年の低迷の大きな原因であったというのが、僕の見解です。


サッカークラブの経営者である以上、サッカーの成績にも責任を持たなければいけないのは、当たり前です。


いくらイベントを充実させたとしての、あんなサッカーをみせられて、負けて肩を落としながら、ぞろぞろと帰るサポーターの満足度が高いわけがないじゃないですか。



アイドルのライブなら、実際にアイドルが主催するライブにはクオリティはかないません。


屋台が充実しているといっても、お店で食べる食事と比べたら、質や種類、サービスで勝る事はできないでしょう。



どれもこれも、


『サッカーの試合というサービスの核』


によって初めて意味をなすものなのです。


そこに対して責任を持つ事。そのために、社長がGMの人選に対して責任を持つ事が極めて重要なのです。


若者が偉そうに言ってすみません。

でも、とぼとぼと帰るサポーターの1人として、言わせていただきました。


尊敬し、感謝もしています。その部分だけが、唯一の弱点といえるくらいに思っています。


宮田社長、これかれもよろしくお願い致します。


頑張れ、FC岐阜社長‼


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