第5節ホーム栃木SC戦  「追いついて良かった」

FC岐阜 1 - 1 栃木SC

 雨の中のホーム戦。何とか勝ちたかったですが、先制点を取られ難しい展開の中、同点に出来ただけでも「最低限の結果は残せた」と、僕はほっとしました。


 今節、デ・フリースと竹田が初の先発起用されました。

 竹田がCBに入った事で阿部が右SB起用されましたが、SBの阿部はスピードタイプの選手とマッチアップすると、置き去りにされ、やもなく手など使いファールで止める場面をよく見ます。

 でも、今回はピッチコンディションや相手のFWのタイプ的にあまりそんな事もなさそうでしたので、彼の意外にある得点感覚が活かされるのではと、ちょっと期待して見てました。

 残念ながら、決定的な仕事は出来ませんでしたが、そつなくこなしてましたね。


 スタメンのデフリースはまずまずの出来というところだと思います。古橋へのアシストも上手かったですし、場面場面で良い仕事もしてました。ただ、まだ動きにキレが足りないと思うのと、何となくプレーに貪欲さが感じられないのが物足りなく感じます。

 ピッチコンデションが良い方が持ち味が出そうなので、良い状態の芝の上で90分見てみたいですね。


 今節のゲームを見て、栃木はとても考えて試合に望んできているのがよく分かりました。自分たちのチームの強みである高さ(岐阜の弱みでもある)を活かし、FKでもゴール近くからのスローインでも徹底してヘディング勝負をして、そのこぼれ球からチャンスを狙っていました。

 ピッチコンデションの悪さから、パスを上手くつなげず、ゲームを作れない岐阜にとって、特に前半はかなり効果的な戦術で、ボディブローのようにじわじわと効いてきましたね。

 相手がとった1点は、そのような積み重ねが取らせた1点でしょう。

 そういう意味では竹田にはもう少し頑張ってもらいたかったです。骨太な体格なので身長がありそうですが、178センチと見た目ほど身長はなく、プロのCBとしては決して高い方ではありません。空中戦では相手選手にあまり対抗出来ていないように思えました。


 この試合は古橋に救われました。前回のブログでもその状態の良さを書きましたが、今このチームで一番乗っている選手なのではないでしょうか。

 今回のゴールを決めたシュートは、前々節ジェフ戦で惜しくも右ポスト最上部に当てたシュートと非常に似ている状況でした。

 とても難しいシュートですが、前回失敗したシュートをきっちり決め切るあたり、昨シーズンの古橋ではないと思えました。

 
 サポーターとしては、本当は良いように言いたいのですが、冷静にみれば、現在のチームとしての完成度は決して高くありません。

 こういう時こそ、個の力で何とか勝ち点を拾い、チームの熟成を待ちたいところです。

 
 次はホーム戦で勝利をみせて欲しい。
 頑張れFC岐阜‼


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