2020第16節ホーム長野戦「敗戦。そして、監督交代」

 FC岐阜 0 - 2 長野パルセイロ


ハイライト映像 https://youtu.be/W9eQDrAYj40


ハーフタイムに笑顔を振りまくギッフィー


長野戦振り返り

観ている人によって、評価は分かれると思いますが、僕はそんなに悪くない試合だったとは思います。


力はほぼ互角だったと思いますが、特に後半、岐阜は気持ちの部分で長野に比べ焦りがあるようにみえました。


絶対勝つんだという『集中』でなく、勝たなければいけないという『焦り』。そういう雰囲気が、富樫のファールにもつながったようにも思えます。


首位を追いかけるためには勝たなければいけない試合、メインスポンサーを招待して、多くのサポーターも来てくれた勝ちたい試合に敗れたのは残念でした。



ゼムノビッチ監督の休養を発表

この試合の2日後、9月21日にゼムノビッチ監督の休養が発表されました。


これは、状況的に事実上の解任と捉えていいんですよね?


監督もご高齢なだけに、もしや普通に体調不良で、元気になれば復帰するのだろうかと思えなくもないですが、そうであれば、HPの発表の際は、そのような書き方をするでしょう。


ただ単に『休養』とだけ表現されているのは、解任となれば違約金の問題も出てくるでしょうし、双方の話合いの結果、こういう形で落ち着いたという事ですかね。



ゼムノビッチ監督について

これまで頑張っていただいたゼムノビッチ監督ですが、この成績、この内容では、フロントがこのような判断をするのは無理もないですね。


監督が岐阜で表現したい事として、シーズン当初話していた内容を僕なりにまとめると、



・攻撃的なサッカー

・攻守の切り替えを早く

・フィジカルの強化で、優位性を持つ

・サイドを広く使ったサッカー



といったところだと思うのですが、上手くいきませんでしたね。


それを目指していたが、完成度が上がらなかった。

そのために勝ち点を取るための修正を重ねたが、その結果、チームの核となる戦術がぼやけ、勝ったり、負けたりのチームが出来上がった。


これまでのゼムノビッチ岐阜を簡単に振り返るとこんな感じでしょうか。



開幕直前の磐田、名古屋とのTMを観た時のチームの印象を、



『J3で下位に沈むようなチームでは無さそうだが、優勝を目標とするチームとしては、だいぶ物足りない』



と、ブログに書きましたが、結局その印象のまま、ここまできてしまいましたね。


とはいえゼムノビッチ監督も、おそらく岐阜のために全力を尽くしてくれていたと思います。


お疲れ様でした。



沖田ヘッドコーチの暫定監督就任

ゼムノビッチ監督休養の発表とともに、沖田ヘッドコーチが暫定的に指揮をとる事も発表されました。


暫定と表現されていますが、おそらく、そのままシーズン終了まで指揮をとる事になるのではないでしょうか。



理由は2つ。


まず1つ目は、今のクラブには新たな監督と契約する資金の捻出が困難だろうという事です。


皆さんもご存知だと思いますが、現在クラブは、コロナによる収入減に対し、個人スポンサーという形で支援を呼びかけています。


そのような状況下で、新監督招聘で、さらに大きな人件費を支出する事は難しいと思われます。


もう1つの理由は、今から新監督を外部から招いても、おそらく意味が無いという事です。


昨シーズンは、外部からの人選で、シーズン途中に北野監督に交代をした岐阜ですが、それはJ3降格を回避するための交代でした。


その交代で求められるのは、基本的には勝ち点を確実に拾っていけるチームへの変革です。


そのような変革には、外部の監督を招聘し、チームに全く新しい血を入れていくのは効果的だと思います。

ですが、今回の岐阜に求められるのは、昇格のため、チームを常勝軍団にするというミッションです。


それに対し、シーズンが半分終わった状態で、選手とのコミュニケーションすらゼロの監督を招聘して上手くいくはずがありません。


元々が、極めて難しいミッションですが、まだ、今までの積み重ねがある沖田コーチの方が可能性はあるでしょう。


①ゼムノビッチ監督の継続

②外部から新監督を招聘

③沖田コーチの監督就任


この3つの選択肢の中では、一番奇跡(正直、もはやそういう状況です)が起こる可能性があるのは、やはり③だと思います。


厳しすぎる大役を任せられた沖田さんですが、何とかこのチームを立て直してもらいたいですね。

それこそ今こそみんなで『一丸』になる時だと思います。


次節に求める事

次節の富山戦まで中2日しかありません。監督を交代しても、やれる事は限られるでしょう。


この試合は『気持ち』をみる試合だと思います。

クラブは、出来る手を打ちました。

それに選手はどう応えるかに注目しましょう。


今まで試合に出れていなかった選手もチャンスですね。

また一からの競争ですので、新たな気持ちで、頑張ってもらいたいです。



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