2019第31節ホーム栃木戦「みんな心の底では、この試合を大一番と捉えていない」
FC岐阜 0 - 0 栃木FC
僕は、たまに入場口で配られるスティックバルーンが大好きです。
普通に叩いてもいいのですが、バルーンをちょっと握り気味に持つとバルーンに強い張りがでて『ボギュン、ボギュン』と独特な音が出るんです。
あの空気のぶつかる音を繰りかえし聞いてると、段々高揚してきて、夢中になってたたいている自分がいます。
今節も力強くバルーンを振りかざし、誰よりも大きな音を出して声援を送っていましたが、結果は痛恨の引き分け。
試合終了のホイッスルとともに、バルーンの音が虚しく夜空に吸い込まれていきました。
「この試合は大一番だ」と選手、監督は言っていましたが、本当は負けるリスクを背負ってまで、どうしても勝ちたい試合でなかったのかもしれませんね。
岐阜も栃木も得点したいという気持ちよりも失点したくない気持ちの方が強く、そういう思い同士のチームがぶつかりあった結果、妥当な結果としてスコアレスドローになったという事ではないでしょうか。
別に批判してるわけでもないですよ。
確かにこの直接対決での負けは数字以上の大きなダメージになり、気持ち的にもかなり苦しくなるでしょう。それだけは避けたいと思うのも当然だと思います。
まだ残りが12試合ある事を考えると、勝ち点1を積み上げ、チームの成長を期待しつつ、最終盤にチームの命運をかける事を選択したくなりますよね。
ただ、勝てる可能性のあったチームに対し、それを本気で狙う勇気を持てなかったという事実は、これから訪れるであろう本当の勝負どころでも、気持ちの面でどこかチームの足を引っ張るのではないかという気がしてきます。
いや、もちろん分からないですよ。「このゲームの冷静な試合運びがあったから、残留出来たんだ」と後々言われる可能性も十分ありそうですから。
このゲームの評価は今シーズンが終わってみなけりゃ分からない、そんな試合だと思います。
その意味でも、岐阜のこれからが、ますます楽しみになりますね。
残留して、チームの歴史をつなげてくれ!
頑張れFC岐阜!
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