2019第20節ホーム東京ヴェルディ戦「お客は減ってしまったけれど…」

FC岐阜 1 - 2 東京ヴェルディ

ハイライト映像  https://youtu.be/y7jQdmIhg8M

 惜しかったと言えるのかどうか…、でも勝ち点まではあと少しでしたね。

 ですが、この敗戦で、ついに連敗も8になりました。まずは、連敗だけでも止めたいものです。


 僕が内容の中で一番気になったのは、パスの精度です。

 あまりこんな事は言いたくないのですが、ちょっとひどすぎないでしょうか?

 大木サッカーはそこにだけはこだわっていると思っていましたので、2年半やった結果がこれだと思ったら、何が何だか分からない気持ちになりました。


 もちろん、戦術に変更があった事で、選手の距離感や、ポジショニング、パス出しのタイミングなど、今までとの違いによる難しさもあったのは理解しています。


 でも、パスはパスじゃないですか。

 今節を見る限りは、パスの技術は、シンプルにJ2のチームの中でも下の方だと思います。

 今のチームは、今まで出来た事まで、出来なくなってしまったのでしょうか。あれでは、とても守備から攻撃になんか移れませんよ。


 北野監督は、大木サッカーの良いところを活かし、その上で、自分のサッカーをプラスしていきたいというような事を言っていますが、今の岐阜の強みとはいったい何なのか。

 このままでは、思い出し、再構築しているうちにシーズンが終わってしまいそうです。

 北野監督頼みます。どのようなやり方でもよいので、何とかしてください‼


 それから、このゲームで気になった事をもう一つ。観客数の事です。

 岐阜市民総力戦と銘打って、岐阜市民全員無料、J2のイベントでは考えられない豪華なSKE主要メンバーによるトークとスタジアムライブ、FC岐阜オリジナル手ぬぐいや、トートバックのプレゼントがあって、なんと観客数はたったの6120人でした。


 日曜18時スタートだった事や、天気予報が雨予報だった事の影響は少なくないとは思いますが、イベント中は一時を除いて、ほぼ曇りでしたし、試合前には完全に雨は上がっていました。

 第一、昨シーズンは7000人くらいは苦もなく集まっていたじゃないですか。


 そのような状況で、この集客という事は、これはもう、FC岐阜はみんなに愛想をつかされたと考えるのが自然なのではないでしょうか…。


 実はこの事を象徴するような出来事が、試合の数時間前に僕の身にも起こっていました。

 イベント会場を歩いていると、以前よくスタジアムで見かけた、知り合いの男性に遭遇しました。

 「しばらくだね」と声をかけ、雑談をしていると、彼がスタジアムに来るのは久しぶりだと語りだしました。

 好きな選手の横断幕まで自作して掲げているほど、岐阜を愛していた彼でしたので、驚いてなぜかと尋ねると、彼は「なんかもう冷めたっていうか…」と身も蓋もないような理由をつぶやきました。


 冷めましたか…。

 悲しいけど、悲しいですけど・・・、正直いうと、その気持ちは僕もちょっと分かります…。


 毎年、今度こそ、今度こそと信じて応援しても、いつも期待をことごとく裏切られての残留争い。

 特に今年は期待が大きかっただけに、ため息も大きなものになりました。

 チームを見限ってしまうのも無理のない話で、こんな状況で、それでもこのチームを好きでいられる人間の方が、そもそも変わっているのです。


 でも、考えてみて下さい。

 そんな事を言った彼も、久しぶりだったとはいえ、結局はこの試合を観に来てくれたわけじゃないですか。

 僕もしらける気持ちもどこかに抱えつつ、それでも次のホーム戦にもかけつけます。


 サポーターとはそういうものだと思っています。

 今シーズン、まだ終わってないですから。


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