2019第18節アウェイ大宮戦「大木監督退任。今までありがとうございました」

大宮アルディージャ 2 - 1 FC岐阜



ハイライト映像  https://youtu.be/eb696wEonwM


 後半、相手にあれだけ押し込まれれば、そりゃ失点しますよね。

 終了間際の失点でしたから、何となく、試合も惜しかったように思えますが、内容的には完敗に近いものでした。


 個の力だけでなく、チームとしての完成度に大きな差を感じた試合でしたね。

 今回は、試合についての振り返りはこのくらいにしようと思います。



 なぜなら今日、FC岐阜の運命を左右する決断、大木監督の退任が発表されたからです。


 この発表を聞いた時、僕は「ついにくるべき時がきた」と思いました。

 大宮戦に負けた時に、「もうこれはさすがにクラブも決断せざるを得ないだろうな」と予想はしていましたので…。


 この決断は妥当だと思います。タイミングとしては、ギリギリですが、遅すぎるという事はないでしょう。挽回可能な試合数は残されています。


 サポーターの中にはもっと早く解任してもよかったのではという意見もあるでしょうし、それももっともだとも思うのですが、僕はクラブの「出来れば大木さんのサッカーで上を目指したい」という姿勢は嫌いじゃなかったです。


 外から見ていると、行き当たりばったりにしか見えなかったチームに、岐阜はこんなチームなんだと初めてカラーを与えてくれた監督が大木さんでした。

 出来る事なら、そのサッカーで上位にチャレンジしたかった。その思いは僕だけでなく、大方のサポーターの思いではなかったでしょうか。


 残念ながら、大木体制は2年半かけても結果を出す事は出来ませんでしたが、僕はこの事にはあまり悲観していません。

 なぜなら、この失敗がクラブがチャレンジした結果の上での失敗だからです。

 そもそもチャレンジには失敗のリスクもそれなりに高いのは当たり前で、上手くいかなくてもしようがないのです。


 それを恐れていては何も獲得できないし、例え挑戦が失敗に終わったとしても、チャレンジの上での失敗からは何かを学び、次への成長につながっていくと思います。

 今回のクラブ、大木さんが一体になって行ったチャレンジは失敗(ここはごまかしてはいけないと思います。チャレンジは失敗です)に終わりましたが、これからもその姿勢は大切にしてもらいたいと思います。

 長期的にクラブを発展させていく事を考えた時に、絶対にその姿勢が必要だと思いますので…。


 大木監督、2年半、岐阜のために力を注いでいただいて、ありがとうございました。

 2年目の開幕前、練習後にオリジナルTシャツにサインをお願いするとニコニコとしながら「いいですよ」と答え、快くサインをしていただいた事は、自分にとっての良い思い出です。


 ホント良い監督だったんですよ。

 在任中、成績が低迷していた期間が長いにもかかわらず、あれほどサポーターに愛されていた監督は珍しいのではないでしょうか。

 心からお疲れ様でしたと言いたいです。


 さて、大木サッカーは終わりを告げましたが、クラブの歴史はまだまだ続きます。

 夢の続きは新監督と共にみていきましょう!


 岐阜の新監督は「北野 誠」監督です。
 新監督については、また次回書こうと思います。
 
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