2019第6節ホーム京都戦「なぜ岐阜は点がとれないか」

FC岐阜 1 - 1 京都サンガF.C.



ハイライト映像 https://youtu.be/dLdCuRj_-aU


 試合自体はそんなに悪くなかったと思います。ここ最近では、一番内容は良かったんじゃないでしょうか。

 でも、もしこの試合を落としていたら、そうも言ってられなかったと思います。
 
 引き分けに持ち込むシュートをたたき込み、チームの雰囲気を救ってくれた粟飯原には大感謝です。


 以前から、なぜ岐阜は点が取れないのだろうと考えていたのですが、今回の粟飯原のプレーを観ていて、ある気づきがありました。

 それは、岐阜のツートップの二人(山岸、デ・フリース)はどちらの選手もチャンスメーカーであって、点を取る選手ではない事。

 そして、このチームは、ポジション的にはツートップを置いた布陣ではあるが、戦術的にはゼロトップなのではないかという気づきです。


 どういう事かというと、岐阜は中央のポジションに二人の選手がいるというだけで、去年、一昨年によくみられた、あの(ほとんど結果らしい結果が出せなかった)ゼロトップ戦術なのではないでしょうか?

 そう思うと、チャンスになりそうな気配はあっても、ちっとも点に結びつかないのも納得が出来ますし、途中交代の粟飯原が目立つのもよくわかります。


 彼は岐阜に足りない、作ったチャンスを決め切るストライカーの選手でしたから。足りないピースが埋まったと言う印象です。


 仮に『ツートップなのにゼロトップ説』が正しいとして、その戦術が悪いわけでもないと思うんです。

 ただ、そうだとしたら、周りに点を取る選手が少ないですよね。

 粟飯原は期待できる事が今回分かりましたが、その他の選手はというと、風間はどちらかと言うとチャンスメイクの方が得意だし、永島ではちょっと物足りない。

 僕はその役割を一番やれる選手は、富樫だと思っています。ですから、今節ベンチにも入っていないのは残念ですね。

 個人的には、今年一番注目している選手なのですが…。


 まあ色々書きましたが、戦術がどうだとしても、選手の適正がどうだとしても、何にしても前線の2人はもっと点を取らなければいけません。

 そうでなければ、第1クールで未達成となった6試合で勝ち点10という短期目標も、その先にある今シーズン勝ち点70というチーム目標も達成する事はできないでしょう。

 山岸も、デ・フリースも自覚はあるはずです。今後の奮起に期待しましょう。


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