第39節ホーム千葉戦「FC岐阜、新たな戦い方を確立」

FC岐阜 2 - 0 ジェフ市原千葉



ハイライト映像 https://youtu.be/kvk0G16h6hY


 見事な勝利でした。2点差をつけ、最後は余裕を持って勝利の瞬間を待つなんていつ以来でしょうか。

 スタジアムもとっても良い雰囲気で、楽しい観戦になりました。


 この試合の、デ・フリースは良かったですね。

 今までデ・フリースが、いまいちはまらなかった理由の1つとして、他の選手との距離感があまり掴めていないような気がしていました。

 そのポジショニングが改善され、よい位置でボールがもらえた。そして、落ち着いて決め切れた。

 ここまでくるのに随分時間がかかりましたが、残りの試合も楽しみな選手になりました。


 僕は、試合後、選手が挨拶のためスタジアムを回る際、最前列のフェンスまで行って、よく声をかけます。

 今回は田中パウロと、風間に声をかけました。


 田中パウロは攻撃の部分では、シュートもドリブルも目立ったプレイは出来ませんでした。

 しかし、守備の面では試合を通してピッチをかけまわり、非常にチームに貢献していました。

 特に終盤になっても、前線で激しくプレスをかけ続ける姿をみて「こんな事、パウロ出来たっけ?」と、ホントに驚いてしまいました。

 大木監督は「失点は守備陣だけのせいじゃない」というような事をよく発言しますが、なるほどです。

 この試合を無失点に出来たのは、守備陣の頑張りはもちろんですが、パウロを筆頭に前の選手もハードワークが貫けた事が大きいのではないでしょうか。

 この嬉しさをどうしても伝えたくて、目の前を通る時に、

「パウロ、すごい運動量やなー!」

と大声で声をかけました。

 パウロは「どこから声がかかってるんだろう」という表情をして周りを軽く見渡しながら、スタンド全体に手を振ってくれました。


 もう1人の風間に関しては、ここにきてとても輝きを増していると思います。

 CFを任せられる時期もありましたが、やはり彼の適正ポジションはここでしょう。

 デ・フリースの2点目を演出したスルーパスなんて素晴らしいじゃないですか。

 多くの千葉DFに囲まれながら、タイミングも、コースも、ボールスピードも、ほぼ完璧のパスを通しました。

 だから僕は、風間が通る時に、

「風間ー、気をつけてー!」

 と叫びました。


 2点目を決めたデ・フリースが喜ぶ横で、何か痛がっている風間を見た時に、僕はすぐにピンときました。

 なぜなら僕は、2年前のガッツポーズ脱臼も、リアルタイムで目撃していたからです。

 「風間、またやったよ…」。最高に嬉しい追加点の場面でしたが、すごく痛そうな風間を見て、とても、もやもやさせられてしまいました。

 代えの効かない選手なのだから、気を付けて欲しい!

 ちなみにその時の風間は、こちらを見る事無く、前だけをみながら、苦笑いしつつ通り過ぎていきました(笑)。


 チーム全体をみた時に、今のFC岐阜はロングボールとショートパスのバランスがいい感じですね。

 苦労の末、ようやく今の選手での最適解を、監督は見つけたのではないでしょうか。 


 フロントは大木監督をどう評価していますかね?

 来期を見据えて、すでに次の人選を考えているでしょうか。

 それとも、何とかチームを立て直し、残留を手にしようとしている部分を評価して、もう一年任せる決断をするでしょうか。

 気になるところです。


 まぁ、とはいえ、ハッキリ残留が決まるまでは、次を考えようにも、やっぱり落ち着きません。

 結果次第でJ2残留が決まるかもしれない、水曜日の讃岐と町田の対戦に注目ですね。

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