第28節ホーム京都戦「大木監督、解任論について」

FC岐阜 2 - 3 京都サンガ

ハイライト映像 https://youtu.be/xEeM9ng2hbs


 最下位京都相手に、2点リードからの3失点での逆転負けは、さすがに精神的に堪えますね。

 全体としてはそんなに悪くなかったと思うんですよ。

 失点するまでは、攻撃陣は前への意識も高く、ボールを運べていましたし、守備も体を張って相手の攻撃を防げていました。


 結果論になってしまいますが、勝利のためには、失点前のあの時間帯に、もっと2点のリードを守るような采配をすべきだったのかもしれません。

 京都は捨て身で、早めに3枚の交代を使ってきていて、あと10分も堪えれば、その他の選手の足も止まって容易に守り勝っていたと思います。

 あの時間帯の岐阜は、3点目を取りにいってるようでも、心の中では、どこか守りに入りたい意識があるようで、プレーが中途半端に思えました。

 そのチームとして迷いが隙になり、そこを京都につかれた気がしています。

 
 ただ、大木監督が「守るぞ」というメッセージを出せなかったのも分かるんですよね。

 あの時間はそれを言うには少し早い時間だったし、岐阜は一旦守りに入ると、とにかく防戦一方になってジリ貧の展開になる事がよくあります。

 それを恐れて、変にプレースタイルを変えずに、そのまま時間を進めたかったのかなと想像できます。

 負けといて言うのもなんですが、京都の攻撃は、結構、雑でしたし、あそこから3失点するとは監督も思えなかったのでしょう。

 上手くいかないときは、何をやっても裏目裏目になってしまうものですね。


 さて、結果、痛恨の逆転負けでサポーターの中でも、大木監督に対しての信頼が揺らいでいます。

 そのこと自体は、ここ最近の結果をみれば、当然だと思いますが、解任という言葉まで、チラホラと出るようになってきました。


 良い機会ですので、その事について、僕なりの意見を言っておこうと思います。


 結論としては、僕は大木監督の解任には反対の立場です。その理由は大きく2つあります。


 1つ目はこのチームの今シーズンの目標はどこにあるのかという事です。


 今年の岐阜の目標は、1桁順位です。

 もちろん、出来ればJ1に昇格してもらいたいですが、1桁順位というのは、戦力的にいっても妥当な目標だと思います。

 その事を考えれば、今の順位、勝ち点は許容範囲ではないでしょうか。

 先日、岐阜と同じくらいの順位の、新潟の監督に解任発表がありましたが、これは、新潟が昨シーズンJ1から降格したチームで、クラブ規模などから考えても、今年J1に戻らなければいけないチームだからです。

 いくら長期的目線でのチーム作りを目指しているにしても、この順位ではやはり許されないでしょう。岐阜とは目標が違うのです。

 そういう意味では、岐阜も調子を落としてはいますが、それでも、目標の1桁順位までの勝ち点差は8。

 苦しい数字ではありますが、届かない数字ではありません。

 岐阜のチームとしての挑戦はまだ終わっていないのです。


 そして、もう1つの理由は、(どちらかと言えばこちらが主な理由なのですが)、このチームは大木監督以外、率いることが出来ないと思います。



 このチームの選手の編成は明かに歪な編成で、『足元の技術』を基準としたMF的選手に偏った編成になっています。

 これは、大木監督の、いってしまえばマニアックなサッカーを実現させるために集められた、大木監督のためだけにある編成であって、他の監督が途中でこのチームを任されたとしても、絶対に上手くいかないと思います。

 まだ、夏の補強で違う方向性の選手を入れたならともかく、(それでも焼け石に水でしょうが…)補強した選手はビルドアップに特徴のある北谷をはじめとした、大木監督のサッカーのための補強です。

 無理です。このメンバーを今さら他の監督が率いて上手くいくわけがない。

 ここはもう大木監督を信じる以外にないです。例え、万が一J3に落ちようとも、今シーズンは大木監督しかありえないのです。


 では、来シーズンはどうなのか?

 それは分かりません。今の段階でいう事ではないと思います。

 ただ僕は、「何とか選手が頑張って、大木監督のサッカーを守って欲しいなぁ」と思っています。

 順調ではないですが、ゆっくりではありますが、大木監督のおかげで確かに岐阜は変わりつつあると感じていますので…。
 

 最後に、僕がこのブログをスタートして、初めて試合について書いた、今シーズン開幕戦、福岡戦のブログの一部を抜粋したいと思います。

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今回は試合の内容が内容だけに、どうしても良い事をあまり書けませんでしたが、もちろん僕は大木監督をまだまだ信じています。

 突き詰めていけば唯一無二のところまでいけるかもしれないという「夢」が監督のサッカーにはあります。もちろんその道のりは険しいし、正直言って、挫折して終わる可能性も低くはないと思います。でも、この予算規模で本気でJ1を目指すなら、このくらいの賭けはしなければいけないのではないでしょうか。

 チャレンジする価値が大木監督のサッカーにはあると僕は思っています。


  第1節 アウェイ福岡戦 「残念すぎる結果と内容」より一部抜粋
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