第14節アウェイ大分戦「勝利のために足りないもの」

大分トリニータ 2 - 1 FC岐阜

ハイライト映像  https://youtu.be/lzav7RfitR0

 惜しい試合でしたね。大分の2点目のゴール判定は微妙ではありますが、ゴールと判定されても仕方がない範囲かなと思います。

 それより、考えなければいけないのは、あれがなかったとしても勝てていたわけではなく、同点止まりだったという事です。

 『内容的には勝てない相手ではなかった。でも勝てなかった』

 岐阜の試合では、昨年からよくみるパターンですが、チームとして何が足りないのでしょうか。
 
 勝てない理由は色々あるとは思いますが、今のチームに一番足りないものは、やはり前線の真ん中で点を取れる選手ではないでしょうか。

 今の大木監督のCFのファーストチョイスはデ・フリースです。第7節の甲府戦でデ・フリースの事を書きましたが、その時はトラップの技術の未熟さとゴールの意識への物足りなさについて書きました。

 トラップの技術はあれから上がったと思います。受けた時に足に付かないプレーはぐっと減りました。

 ゴールへの意識も以前よりあるようにみえます。今節も惜しいシュートがありました。

 前節の大木監督の試合前のインタビューではデ・フリースに期待する事として、点を取ってくれる事と言っていました。おそらく監督もフィニッシュのところは彼に強く求めていると思います。


 以前よりは良くはなっている。なってはいるけど、チームにフィットしてるかというと、どうしても首をかしげたくなります。

 守備も微妙。ポストプレーも効果的かというと微妙。加えて、ボールを持っていないときの動きが特に微妙。何か全部が『惜しい』止まりの印象です。

 日本に、FC岐阜に慣れてくれば…と待っていましたが、いつの間にかシーズンの3分の1が終わってしまいました。間に合うといいですが。


 僕は一応、岐阜の試合以外にもハイライト映像は全試合、興味のある試合はフルで観ますが、今シーズンのJ2の試合を観ていて思うのは、今年は本当にどのチームも力が拮抗しているという事です。

 カラーがはっきりしていて自分たちのスタイルをしっかり持った魅力的なチームが多く、どのチームが特別強いというのは今のところないように思えます。

 これは岐阜にとってもチャンスで、目標の1桁順位は今のチーム状態がさらに成熟していけば十分狙えると思います。

 首位相手にここまでの試合が出来るのです。デ・フリースの成長を待つか。他の選手がその役割を担うのか。それともシーズン途中で新たな選手を獲得するか。

 決定力のあるCFがいれば、このから先の勝ち点は全然違ったものになっていきそうに思うのです。

 
 
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